本校の学校教育 保育の理念

認定こども園カトリック日田幼稚園は、認定こども園(幼稚園型)として、幼稚園と保育園の良いところを活かしながら、就学前の教育・保育を一体として捉えた運営を行います。
 
神様から与えられたいのちの大切さを教えながら、0歳から就学前までの子どもたちに対して、神様から大切にされ愛されている喜びを感じさせ、感謝する心、生きる力を養う教育・保育を目指します。
 
また、カトリックの理念によって子どもたちを教育・保育し、キリストの愛の精神によって子どもたちに接し、子どもたちの心に神様に対する敬愛と感謝、また他人に対しては、隣人愛と兄弟愛を育て、絶えず心の教育を基本に据えて、優しさとバランス感覚のある人格形成に努めます。

 
 

教育方針

いのちを見つめ、いのちを育む教育

毎月誕生会を行い、神様から与えられたいのちを互いに喜び合い、自然とのふれあいを通して、いのちあるものへの畏敬の念と優しさを育む教育をします。
 
一人ひとりの敏感期に対応する教育
幼児期の子どもの発達には、個人差があり、一人ひとり違います。それぞれの子どもの発達段階を観察し、その子にあった適切な教育を行います。一人ひとりに対応した教育を通して、子どもが主体的に選択し、集中力ならびに挑戦していく力を身につけるよう育てます。
 
善悪の判断ができる良心を形成する教育
躾は、心の中からあふれ出てくるものです。お祈りやお茶の稽古を通して、子どもは、形から心の中へと向かい始めます。躾を通して、良いこと悪いこと、善悪の判断ができる良心を、心の中に形成するように育てます。
 
基礎になる体力、体づくりをおこなう教育
指・手首・腕などを動かすことによって、平衡感覚を身につけ運動能力を高め、体操教室では強い精神力、たくましさを育てていきます。

モンテッソーリ教育について

イタリア初の女性医学博士であり教育学者のマリア・モンテッソーリ(1870~1952)は、幼児期、特に2才~6才の感覚が敏感な時期に、適切な環境と援助が必要であることを発見し、この事実を教育の現場に生かして、医学界、教育学界から注目される教育法(モンテッソーリ教育法)を編み出しました。
 モンテッソーリ教育法はヨーロッパのみならず、世界中の国々において普遍的な教育法として広く定着しています。当園は、子どもたちの心と身体を豊かに高めるモンテッソーリ教育を導入しています。

モンテッソーリ教育の個別活動について

当園では、全ての活動の基礎になる日常生活の練習、感覚教育、数教育、言語教育、文化教育の諸領域にわたって子どもたちが自分で選んで自発的に学べるよう保育室に本物で美しい教材、教具を用意しています。子どもが自分自身で活動を選び、取り組み自分自身を成長させていきます。子どもの自主性を大切にする活動です。子どもたち一人ひとりの個性を伸ばし、能力を高め、心身の健全な発育と、豊かな人格形成に大きな役割を果たしています。

日常生活の練習
 

生活していく上で必要な事柄を自分でできるように導きます。
切る、縫う、貼る、身だしなみ。挨拶、マナーなども含まれます。
集中力・秩序感・独立心などの内面的な部分も育っていきます。
 
 

 

◎感覚教育

精密な教具を通して、重い、軽い、長い、短い、大きい、小さい、太い、細い、冷たい、温かいなどを実感し、感覚をとぎすましていきます。知的教育の基礎を培います。
 
 
 
 

◎数教育

感覚を通して数を体感していきます。数を知ることはもちろん、数量の概念を知り、十進法、連続数、計算などを楽しみます。
具体物から秩序づけ、整理し、抽象化して数を理解していきます。
 
 
 

◎言語教育

話す、読む、書く作業を通して、語彙を豊かにすることを目指します。
子どもたちの読めるようになりたい、書けるようになりたいという思いを大切にします。
 
 
 
 

◎文化教育

歴史・地理・生物・芸術などに触れ、知性、情緒性、良心などの発達をうながします。
 生命の大切さも知ることができます。

 
 

 

●縦割りクラス

1クラスに3才児、4才児、5才児を混合して編成しています。異年齢の子どもたちが、家庭的な雰囲気の中で園生活を送ることによって、年齢に応じた成長とその良さが相互に活かされ、愛情・思いやりの心・協調性など調和のとれた心身の発達が育まれます。お互いが教え合い、助け合い、伝え合いながら人格形成をしていきます。
 

●横割りクラス

クラス単位の縦割り活動とは別に、年齢別の横割り活動の時間も設けています。興味や関心から起こる活動を発展させ、各学年の発達段階に即した成長の充実を図ることを目的にしています。(絵画、英語、茶道、体操、音楽、行事等)

たんぽぽぐみ(1才児)すみれぐみ(2才児)

1~2歳の子どもたち、「自分で何でもやってみたい、お友だちに興味がある・・」
でも、その気持ちをどうしたらいいか分からない、ということはありませんか?
 日々成長している子どもたちにとって、やってみたくなる、触ってみたくなる環境はとても大切です。子どもの「ひとりでできるように手伝って!」の心の声は、自分の力でできるようになりたいという自立を願うこどもの言葉です。
家庭的な雰囲気の中で、様々な体験を通して、お友だちや先生と一緒に遊ぶ楽しさを味わいながら、自分でできる、自分でできたという子どもたちの達成感、喜びを大切にした保育を行っています。
 子どもたち一人ひとりの関わりや、異年齢の子どもたちとの関わりを大切にした、心の通った保育で心と体を育てます。